2009年06月04日

富士山静岡空港

 
静岡空港がいよいよオープンしましたね。昼間、東京・秋葉原の電気街を歩いていたら、テレビはどのチャンネルもこのニュースでもちきり。JALの福岡行き1番機(MD90)が滑走路から飛び立っていく映像が画面に流れていました。


新空港の愛称は「富士山静岡空港」です。JALはここから福岡線のほかに新千歳への便を、ANAは福岡線と那覇線を就航しています。国際線では、大韓航空アシアナ航空がソウル線を、中国東方航空が上海線を開設しました。そんな中でも注目は、やはり新しく誕生した航空会社、フジドリームエアラインズでしょう。

フジドリームエアラインズは、江戸時代に廻船問屋として創業した物流会社・鈴与(本社静岡市)が設立。大手と競合する大都市への乗り入れをあえて避け、静岡と小松、熊本、鹿児島をエンブラエル社製の小型機ERJ170で結びます。2008年7月にその機体デザインが発表されたときは、大きな話題になりました。

同社の運航機材は、1機ずつ色が違います。保有する機材が増えるごとに、きっと静岡空港もこれからどんどんカラフルになっていくでしょう。利用者も「今日は何色のヒコーキかなあ?」というのが楽しみになるかも知れません。記念すべき1号機は真っ赤なデザイン〔写真〕に、そして2号機はホームページでの投票結果をもとにライトブルーに決まりました。その後はグリーンや紫、オレンジなどの機体が登場する予定です。

フジドリームエアラインズの就航は、新空港の開港から少し遅れて7月23日を予定しています。国内線は「地方と地方を結ぶ路線は採算にあわない」というのがこれまでの通説でしたが、地域の足としてはたしてどこまで定着できるか──注目ですね。カラフルな機体で、業界に元気を取り戻してほしいと私個人は願っています。

S.Akimoto at 23:24│エアポート | 日本のエアライン
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

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