2009年04月23日

エンジン内の静寂空間

 
フランクフルト空港の取材でいっしょになった中国人女性記者ナ・ジャンさんに「もしよかったらモデルになってくれない?」と英語で声をかけると、彼女は「え、私がですが? 私なんかでいいんですか?」とちょっと照れながらも、快く応じてくれました。そうして撮ったのが、下の写真です。


このソファーの外装、何だかわかりますか? そう、旅客機のエンジンです。フランクフルト空港で今年3月末に出発エリアAのゲートA65の上層階にオープンした「タワーラウンジ」にありました。

エンジンの外装は音が外の漏れない設計になっていますので、反対に、中にいる人には外からの雑音をシャットアウト。ちょうど顔の位置の両側と真上には小型スピーカーが装備され、リスニングサウンドが流れていて、それ以外の音はまったく耳に入ってきません。丸い形を利用したシートは収まり感もよく、快適です。タワーラウンジは総床面積が1,100平方メートル。壁全面がガラス張りで、壮大なエプロンエリアの全景を一望できるよう設計されました。

「どう、座り心地は?」

私が聞くと、ジャンは「一度シートに収まると、もう動くのがイヤです。仕事を忘れて、ここにずっとこうしていたくなりますね」と話していました。フランクフルト空港からルフトハンザの上級クラスを利用する機会があれば、ぜひ試してみてください。

S.Akimoto at 13:55│エアポート 
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

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