2009年04月16日

SWISS副社長らが来日

 
世界同時不況の影響を受けて多くのエアラインが業績不振に苦しむ中、SWISS(スイスインターナショナルエアラインズ)がとても元気です。昨日、本社よりネットワーク&セールス担当上級副社長のハリー・フォーマイスター氏や国際線旅客事業担当副社長のマーセル・ビーダーマン氏らが来日。都内で会見が開かれ、私も出席してきました。


まずはフォーマイスター氏が「2008年度の旅客運送実績は前年に比べて10.3%増。その前年の2007年はSWISSにとって最も成功した年でしたが、08年も引き続き好調をキープしています」と報告。日本路線の旅客数も順調に推移している様子で、会見に列席した岡部昇日本支社長が「成田/チューリッヒ線は1年間を通じてほぼ満席でオペレーションできている」と現状を話してくれました。

スイスというと「観光・レジャー」の需要が大きいイメージがありますが、一方で昨今はビジネス需要に頼らなければどのエアラインも経営的に苦しい時代です。「年間を通じてほぼ満席」ということは、SWISSはビジネス旅客を取り込むことにも成功しているのでしょうか? 私のその質問に、岡部氏はこう答えてくれました。

「チューリッヒ経由で欧州各国のビジネス拠点に行かれる方ももちろんいますが、ドイツやイギリス、フランスに比べると、スイスという国はたしかにビジネス需要が多いとは言えません。しかし成田/チューリッヒ線では、レジャーの目的でビジネスクラスを使われるお客さまがたくさんいます。とくに中高年層では、エコノミーではなくビジネスやファーストでスイスを旅したいという人が年々増えてきました。夏場のフライトでは、7割から8割の方にレジャー目的でビジネスクラスの座席を購入していただいていいます」

なるほど。そんな“元気さ”を背景に、SWISSは新機材の導入などにも意欲的です。この4月20日には、フラットベッドタイプの新型ビジネスシートを搭載した最新のエアバスA330-300がチューリッヒ/ニューヨーク線に就航。その後は現行のビジネスクラスの新型シートへの刷新作業を進め、日本路線で使用している長距離用機材A340-300〔写真〕も年内か2010年初めには新しいシートに切り替わることが発表されました。楽しみですね。

ちなみにSWISSは、先ごろ発表された英国スカイトラックス社のワールド・エアライン・アワードで2009年度の「ベストエアライン・ヨーロッパ」に選ばれています。

Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE夢文庫)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(SBクリエイティブ/サイエンスアイ新書)など著書多数。

Logo_MakotoStyle_Tittle.jpg
Contact
仕事依頼などの相談・問い合わせはお気軽にどうぞ。当Blogへのご意見・ご感想もお待ちしています。下のフォームをクリックして画面を呼び出し、ご記入のうえ、送信してください。後ほど連絡させていただきます。

Form
Books












About Link
Blog『雲の上の書斎から』はリンクフリーです。必要に応じて以下のお好きなバナーをご使用ください。リンクされた場合は上記 Contact Formよりご一報いただけますと嬉しいです。