2009年03月22日

大韓航空40年の歴史

 
東京・羽田空港の国際線ターミナル。13時5分発のソウル(金浦)行き大韓航空2708便の出発ゲート前が、四角くテープで囲われ、カメラを持った報道陣たちがその外側を取り巻いています。


「取材みたい。誰か来るのかしら」
「きっと有名人がこの便で出発するのよ」

搭乗を待つ乗客たちの、そんなささやき声が聞こえてきます。しかし、じつは有名人ではありません。報道陣が待っていたのは、歴代のユニフォームを身につけた大韓航空の客室乗務員たちでした。

この3月1日に創立40周年を迎えた大韓航空は、記念イベントの一つとして、旅客機1機に歴代ユニフォームを着た客室乗務員が乗務するスペシャルフライトの運航を開始。ロサンゼルスへ飛び立った3月16日のKE017便を皮切りに、4月中旬まで1カ月間、世界各地を巡っています。その2路線目の飛行として今日22日、KE2707便が金浦から羽田に到着しました。

折り返しのKE2708便への搭乗開始を待つ間、ゲート前では歴代ユニフォーム全11種類を一つひとつ披露する記念セレモニーが行われ、報道陣の一人として私も取材してきました。その詳細は後日、運営するAll About『世界のエアライン』で報告する予定です。

ところで、司会役を務めた大韓航空広報の山田恵美子さんが記念セレモニー終了後に「搭乗開始までまだ少し時間がありますので、ご希望の方はいっしょに記念写真をどうぞ」と乗客に呼びかけると、たくさんの人たちが客室乗務員たちと並んで嬉しそうにカメラに収まっていました。その光景がほほえましく、報道陣からもいっせいにカメラのフラッシュが! すると、年配の女性二人が顔を見合わせてこう言いました。「あらやだ、アタシたち、明日の新聞に出ちゃったらどうしましょ!」

「出ない、出ない」

私が無意識につぶやくと、それが近くにいた記者たちに聞こえたらしく、何人かが同時に吹き出していました。

Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE夢文庫)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(SBクリエイティブ/サイエンスアイ新書)など著書多数。

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