2008年10月23日

コーパイの飲酒で遅延?

 
那覇空港で22日、ANAの羽田行き120便(ジャンボ機)の副操縦士(38)から基準値を超えるアルコールが検出され、出発が約1時間半も遅れました〔写真はイメージ〕。


こういう不始末がときどき起こりますね。ANAによると、副操縦士は出発12時間前の21日午後8時以前にビールを中ジョッキで1杯、泡盛を2合飲んだとか。あいにく那覇空港には交代できる待機中のパイロットがいなかったため、当人の酔いがさめるのを待っての出発になったそうです。待たされるほうはたまったものではないですね。しかも乗客には「パイロットの体調不良」とウソの報告をしたいといいます。これはいけません。

ANAではこの8月にも、関西国際空港で大連行きの便の出発を、機長の前日の飲酒が原因で遅らせています。たしか5、6年前には、ベトナムで国際線の副操縦士が搭乗直前にホテルで酒を飲み、出発が7時間近くも遅れるというトラブルもありました。ベトナムでのこの事件のときも、乗客は「乗務員の体調不良」を理由に近くのホテルで待たされたと記憶しています。

学ぶ、ということを知らないのでしょうか? そもそも迷惑をかけている乗客に「虚偽の説明」をするところから、企業としての対応を間違えている気がします。

S.Akimoto at 17:59│航空機 
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

Logo_MakotoStyle_Tittle.jpg
 
Contact

仕事依頼や相談・問い合わせは以下よりお気軽にどうぞ。のちほど連絡させていただきます。     ◇  ◇  ◇

名前
メール
本文
Books