2008年08月19日

えー、また上がるの!

 
ANAは昨日、国際線運賃に上乗せする燃油サーチャージを、10月1日の発券分から片道で最大5,000円引き上げると発表しました。最も高い欧州・北米線では、現行の2万8,000円が3万3,000円になります。


これは、10月〜12月のサーチャージの基準になる5月〜7月のジェット燃料平均価格が1バレル=163.5ドルまで高騰したため。従来どおりの計算だと欧州・北米線は4万4,000円になる計算ですが、旅行需要のこれ以上の落ち込みを避けるために上げ幅を圧縮したようです。他の主な路線のサーチャージは、ハワイ線が2,000円増の2万2,000円、中国線も同じく2,000円増の1万500円、韓国線が500円増の4,000円など。JALもいま、同水準の引き上げ検討を始めています。

ところで、All About『世界のエアライン』では現在、先月からスタートした「業界研究シリーズ」の一つとしてトップページに「燃油サーチャージ」についての記事をアップしています。そもそも燃油サーチャージって何なの? という基本部分を解説していますので、興味のある方は参考にしてみてください。

それにしても、高騰が続く原油価格──どうにかならないものでしょうか。記事の最後でも触れましたが、一部のエアラインで始まった“脱・石油”への取り組みに期待するしか、もう解決方法はないのですかね。

≫≫≫「燃油サーチャージについての考察

S.Akimoto at 18:37│航空機 | 日本のエアライン
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

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