2008年07月30日

ボーイング幹部が来日

 
米ボーイング社から、民間航空機部門のマーケティング担当副社長ランディ・ティンゼスさんやセールスコミュニケーション担当のマイルズ・コティさんらが来日し、今朝10時からマスコミ各社を集めての会見が開かれました。


また来日に先立って、私宛に「会見後、ぜひゆっくりお話ししませんか?」というリクエストをいただき、午後から個別での面会を実現〔写真〕。1時間弱という短い時間ではありましたが、有意義で楽しい情報交換の場を持つことができました。

ティンゼスさん(写真中央)が手にしているのは、ボーイングが開発中の次世代ジャンボ機747-8のモデルプレーンです。ティンゼスさんは1981年に757/767の型式証明取得の任務にあたるフライトテスト・エンジニアとしてボーイングに入社。その後、いくつかの職を経験して06年3月から747-8の担当になり、同機種のマーケティング戦略構築やセールス活動をリードしてきました。「私にとっては最も思い入れの深い機種なんですよ」と彼は前置きし、地球環境保護に向けたメーカーとしての取り組みと、747-8がいかに環境に配慮した航空機であるかを熱く語ります。

思えば、私がかつて航空工学を専攻したのも、ジャンボ機に憧れたからでした。ボーイング社の設計技師になって、あんな旅客機を自分の手で設計できたらいいだろうな──と。会話が弾み、ついそのことを口にすると、コティさん(写真左)がいたずらっぽい目を大きく見開いて満面の笑顔でこう言います。「アキモトさん、いまからでも遅くないですよ。ぜひ我が社へ!」

私が20代か30代だったら、この話に飛びついていたかも知れません(笑)。若き日の夢が一瞬、脳裏をよぎりました。が、心はすぐに現実に引き戻されます。エンジニアとしてボーイングの門を叩くのは無理でも、747-8や787などの次世代機の製造現場を取材するため、近々シアトルの本社へうかがうことを二人と約束。ティンゼスさんもコティさんも、別れ際に「必ずいらしてくださいね。取材に必要なスタッフを揃えて、お待ちしていますよ」と温かく手を差しのべてくれました。

S.Akimoto at 22:07
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

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