2006年08月13日
ルフトハンザのハブ空港
英国スカイトラックス社の2006年「ワールド・エアポート・アワード」で、ルフトハンザのハブ拠点の1つであるドイツ・ミュンヘン空港〔写真〕が昨年に続き「欧州ベスト・エアポート賞」に選ばれました。先週、そのリリースが発表され、旅行関係を中心に各メディアでもニュースとして取り上げられています。

もともとミュンヘン空港は利用しやすく、雰囲気もいいと好評です。今回の受賞も、ターミナルの快適さやビジネス/エンターテインメント施設の充実、最短30分で乗り継げる乗り換えの便利さなどが評価された結果でしょう。しかし私がルフトハンザの“凄さ”を感じるのは、同じハブ拠点でももう一つのフランクフルト空港のほう。ルフトハンザの「超一流」たる証しがそこに凝縮されている、と私は思っています。
理由は、同空港に2004年12月に開設された「ファーストクラス専用ターミナル&ラウンジ」。設備といい、そこで受けられるサービスといい、とにかく半端じゃありません。「これぞ、究極!」というもてなしがファーストクラス利用者に提供されています。
従来の常識では考えられないような究極のもてなしは、空港に到着した瞬間からスタートします。まず、入口で出迎えてくれるのが専任のコンシェルジュ。車で来た人なら帰国時まで駐車場で預かり、ワックスがけまでしてくれます。トランクの荷物もお任せで、身ひとつでターミナルビルへ。この真新しいビルは丸ごとFクラスだけのためのもので、セキュリティチェックや出国審査もすべてビル内で完了できるし、出発までの時間を過ごす専用ラウンジにはビジネス用の個室からバスタブ付きのシャワールームまでどんな要求にも応えられる施設が完備。Fクラスだけのためにオープンしているレストランもあり、食べたい料理をオーダーすれば、一流のシェフが季節の食材を使って目の前で腕をふるってくれます。
ラウンジ内には、搭乗案内などの放送がいっさい流れていないのも特徴です。空港特有の喧騒とはかけ離れた、まさに静寂とくつろぎの世界。搭乗便などの情報については担当のコンシェルジュがすべて把握し、時間になれば「そろそろご出発ですので、ご用意を」と声をかけに来てくれます。そして搭乗機へは、メルセデスSクラスまたはポルシェ・カイエンで飛行機のすぐ下まで送迎してくれるので、搭乗ゲートに向かって空港内を延々と歩く必要もありません。
こうしたサービスを提供できるのは、世界広しといえども、おそらくルフトハンザだけでしょう。なぜか? この続きは、また日を改めてお話ししますね。

TOKYO FMで平日朝6時から放送の「中西哲生のクロノス」にゲスト出演。時事的なテーマについて解説する「WONDAモーニングショット」(7時〜)で話題の“激安航空”を取り上げ、さまざまな角度からお話しします。
新著『