2019年04月24日

小鳥プロジェクト

 
湯島の『雲の上の書斎』の応接スペースでは、ご覧の写真のようにハメ殺しの大きな窓の先に古い巨木が枝を広げ、早朝から午前中の時間帯を中心にいろいろな種類の鳥たちが集まってきます。木の芽をついばんだり、鬼ごっこでもしているように群れ飛んでたわむれたり。執筆に疲れたときなどにボーッと眺めていると、とても癒されます。

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そこで、彼らをもう少し近くに呼び寄せることを思い立ちました。週末の時間を利用して、鉢植え用のプラスチックの鉢と受け皿を組み合わせたバードフィーダー(野鳥の餌台)を完成させ、ベランダの手すりに針金で固定〔下の写真〕。あまり建物に近いと警戒されてしまうそうですが、窓は開かないから大丈夫かなあと。おつまみなどを入れる小皿を3つくらい用意し、呼びたい小鳥の種類にターゲットを合わせてパンくずや樹の実などの餌を分けてトレイに置けば、準備完了です。

と、ここで大切なことを思い出しました。春先から夏場にかけては野鳥の餌やりをしてはいけないのです。日本野鳥の会のウェブサイトにも、こう書かれていました。「野鳥の多くは春から夏の子育ての期間は、昆虫などそれぞれの種に適した動物質の餌を主食にします。不適切な栄養成分の餌を与えるとヒナは健康に育つことができません」と。

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なんだあ、せっかくつくったのに! 秋の終わりごろまで餌やりは待たなければなりません。かといって、このまま放置しておくのも芸がない。せめて水だけでもと思い、トレイに水を張っておきました。スズメとかヒヨドリとかが見つけて、水浴びでもしにこないかなあと思っています。

S.Akimoto at 17:30|Permalinkclip!オフタイム | 湯島だより

2019年04月20日

14年目に突入

 
毎年4月20日になると、いつも同じようなことを報告している気がします。「このブログは本日より○○年目に突入しました」と。4月20日は私の誕生日で、2006年の誕生日に『雲の上の書斎から』のタイトルでブログを開設しました。最初は何となく始め、きりのいいところで終わらせようと思っていた10年目もスルーし、そして今日から14年目──。

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閉鎖しようと思う理由の一番は、更新する時間が年々持てなくなってきたこと。せっかく訪ねてくれる人がいるのに、新しいことが何も書かれていないのでは、申し訳ない。それでも続けてきたのは、面識もなくSNSでもつながっていないため私とコンタクトをとる方法がほかにない人たちがいるからです。出版社からの仕事の相談やテレビ・ラジオからの出演依頼なども、ブログの「Contact」欄からアプローチしてくる人が少なくない。担当の編集者らに連絡方法を聞こうとしても、いまは個人情報の管理にどこもピリピリしているから、そう簡単には教えてくれません。

もちろん、読者の方々から寄せられる「更新がままならなくてもブログは続けてほしい」というあたたかい声も、閉鎖しない大きな理由です。世界の街歩きはこれからもやめないので、可能な範囲でリアルタイムな情報発信などを続けていけばいいかなとも最近は思いはじめました。上の、季節外れの写真は、何年か前にクリスマスをパリで過ごしたときのものです。ノートルダム寺院の火災のニュースにショックを受け、引っ張り出しました。

みなさんは、10連休はどこかへご旅行でしょうか。私は執筆作業のため書斎に缶詰めです。ちょっと大変な仕事を抱えていますが、それを乗り切れば、時代は平成から「令和」へ。これからも新しい時代の新しい1ページを、いっしょに開いていきましょう。

S.Akimoto at 17:13|Permalinkclip!

2019年04月01日

新元号とゴールド免許

 
新しい元号が発表されたようですね。渡航先でニュースを見てたったいま知りました。「令和(れいわ)」──どうなのでしょうか。まあ、接しているうちにだんだん慣れてくるのでしょう。昭和から平成に移ったときもそうだったように。

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さて、話は変わります。私の誕生日は4月20日で、運転免許証が今年、5年ぶりに更新期を迎えます。更新後も猴ノ畢瓩痢屮粥璽襯斌筏」ですが、別に交通ルールをきっちり守るタイプというわけではありません。現在の『雲の上の書斎』が入っているマンション地下の駐車場の月極料金が驚くほど高い。最寄り駅から徒歩3分の場所だし、最近はクルマを使う機会も減って運転するのはもっぱら取材で海外に来たときだけ〔写真〕。活動拠点を下町・湯島に移したのを機に、愛車を手放しました。

元号が変わるので、切り替えた免許証の有効期限表示は今年3月から西暦と元号の併記になったと聞いていました。更新できるのは誕生日の前後1カ月間なので、たとえば3月30日生まれのゴールドの人なら免許証の有効期限は「2024年(平成36年)4月30日」に。私は5月20日までに更新すればOKですが、連休明けはバタバタするので、この出張から帰国したら早めに、誕生日の前に手続きに行こうと考えていました。

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でも、ちょっと待てよ。実際には存在しない「平成36年」なんて文字が踊るのも嫌だなあ。それで渡航前に問い合わせたら、4月末までの手続きではそう表示されてしまうとのこと。連休明けの5月7日以降の更新から有効期限表記が新元号の入った「2024年(令和6年)」になるというので、それまで待つことにしました。まだ多くの人が手にしていない、新元号入りの免許証。また違った意味での「ゴールド免許」になりそうです。

S.Akimoto at 12:25|Permalinkclip!湯島だより 

2019年03月11日

8年目の“3.11”

 
自宅で経験したあの大きな揺れと、そのあとでテレビ画面で見た衝撃的な津波の映像は、8年経ったいまも忘れることができません。地震が発生した午後2時46分、私は翌日からの海外渡航に向けて荷造りしていたのを思い出します。スカンジナビア航空がデイリー運航する成田からコペンハーゲンへの便が、3月12日の一日限りで北極圏に位置するノルウェーのトロムソ行きの特別便になり、それに乗ってオーロラ観測の取材に出かける予定でした。

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スカンジナビア航空のその機材は結局、地震があった成田に飛んでくることができず、取材は中止に。同社便は数日後に運航を再開したものの、欧州系キャリアの多くはその後もしばらく日本路線の運休を続けます。日本へ飛ばない理由は震災そのものではなく、福島原発の事故によるもので、被曝(ひばく)を恐れたクルーたちが日本へのフライトの乗務を拒否していました。

一方、国内の空はどうだったのでしょうか? 震災後は東北地方のほとんどの空港が閉鎖されました。出張などで東北を訪れていた人たちは当然、帰ることができません。地震の直後も唯一、機能していたのが山形空港です。大阪・伊丹を拠点にローカル路線を運航するJALグループのジェイ・エア〔写真〕が、逃げ遅れた人たちを助けるためそこに臨時便を飛ばしつづけました。

3.11から丸5年になる2016年に、私はその数日間を再現したレポートを旅行・観光専門サイト『トラベルボイス』に発表しました。この記事の反響は大きく、アクセス数の記録はいまも破られていないそうです。先日、同サイトの編集長と話したときにそう聞きました。飛行機のうんちくや航空会社のサービスの紹介だけでなく、エッセイやフィクションも含めてこうした狄祐屮疋薀洵瓩鮑8紊盻颪つづっていきたいと思っています。「臨時便を東北へ!」と題して上・下の2回に分けて掲載したレポートは、以下からどうぞ。

≫≫≫「臨時便を東北へ!(上)
≫≫≫「臨時便を東北へ!(下)

S.Akimoto at 10:00|Permalinkclip!日本のエアライン 

2019年03月06日

跳び飛びの旅

 
飛行機に乗る。それは、出張や観光地へ向かうためだけに限りません。「飛行機に乗ること」そのものを目的とした旅もあります。何年か前に取材した奄美大島をベースに南西諸島をめぐる「アイランドホッピング」などが、まさにそう。1泊2日で計16フライトを体験する、まさに犁羔豊瓩箸發い┐襯劵魁璽旅でした。

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私が参加したのは、JALグループの一員である日本エアコミューター(JAC)を利用した1泊2日ツアーです。羽田からの早朝便で鹿児島へ飛び、乗り継いで奄美大島へ。そこから小型プロペラ機サーブ340で島々を巡ります。奄美大島を飛び立つと最初に喜界島へ向かい、喜界島のあとは再び奄美大島に引き返して、次は徳之島へ。徳之島に着いたら、また奄美大島を経由してスタート地点の鹿児島に戻る。そこまでが初日のスケジュールでした。どの便も空港での滞在時間は25分しかなく、その間にいちいち荷物を下ろしては、セキュリティチェックを受けて次の便に乗り込みます。たった25分では、街に出ているヒマもありません。

1便でも遅れてしまうと乗り継げなくなるのでは? そう不安に思う人もいるでしょうが、心配無用です。上記のコースを1機のサーブ340が便名を変えながら飛んでいくので、乗り遅れるリスクはありません。島から島へぴょんぴょんと飛び移っていくそんなアイランドホッピング・フライトを初日に6回、2日目は沖永良部島や与論島なども目的地に加えて朝から8回繰り返しました。東京からのアクセス便を含めると、1泊2日で16フライトになるのです。

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さて、今年も同様なツアーが売り出されています。昨夕届いたJALマイレージバンクのメルマガで「跳び飛びの旅」と題してPRしていました。募集しているのは、1泊2日もしくは2泊3日で8〜15フライトを体験するもの。日本エアコミューターの新機材ATR42〔写真〕を利用するツアーのほか、今年は那覇をベースに沖縄の島々を周遊する琉球エアーコミューター(RAC)利用のツアーも。詳細はこちらからご覧ください。島旅がそろそろいい季節です。

2019年02月28日

特別塗装機の本

 
手もとにある『ツウになる! 特別塗装機』(秀和システム)という本、仕事の合間にとときどき開いてみるのですが、これがなかなか面白い。世界各国の特別塗装機の写真が満載で、よくもこんなに撮り歩いたものだなあと感心しきりです。著者(撮影者)はもちろん、私の取材の相棒である航空写真家のチャーリィ古庄氏。

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ただ、せっかくフルカラーでこんな楽しい本をつくったのに、子どもたちや女性に人気のあの機体が見当たらない。台湾のエアラインエバー航空の「ハローキティジェット」です。「なぜ?」とチャーリィに問い合わせたら、驚きの事実が判明しました。掲載の許可を取ろうと同社にコンタクトをとったものの、長らく待たされたあげく、本社から申請が却下されたのだとか。「うそ!」と思わず声をあげてしまいました。

なぜ許可が下りないのか? 理由がわかりません。チャーリィの著書なら多くの読者の目にとまるし、写真もきれいなので、絶大なPR効果があるはず。窓口になった日本支社の担当が、やる気のない人間なのか? メディアからの取材申し込みも受けてくれないケースが多々あると、あとで知りました。一度許可を出すと次々に依頼が殺到しそうで面倒臭がっているのかもしれません。「人目に触れさせたくないのなら、公共の、みんなの空に勝手に飛ばすな!」と、こんど言ってやろうと思います。

まあ、ハローキティはいなくても、この本はとても役に立ちます。以前報告した隔週刊誌『JAL旅客機コレクション』(デアゴスティーニ)の今夏からの全国展開が本決まりになり、先日は「ボーイング737-800」の号を書いていました。JTA(日本トランスオーシャン航空)の「ジンベエジェット」についても調べていたのですが、チャーリィの本に美しい写真と詳しい解説があり、とても助かっています。

S.Akimoto at 19:06|Permalinkclip!書籍・読書 

2019年02月24日

ライオン・コーヒー

 
私はコーヒーが好きで、通常は執筆をスタートする早朝に4、5杯分を専用ポットに落としておきます。豆は数種類をいつも用意してあって、どれを選ぶかはその日の気分しだい。ライターや編集者、カメラマンなどの仕事仲間から「海外の土産です」とコーヒー豆をいただくことも少なくありません。

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なかでもけっこう好きなのが、ハワイのコーヒーです。ハワイ島の取材で昨年の9月に羽田からハワイアン航空便でコナへ飛んだときも、機内で淹れたてのコーヒーを楽しみ、また現地では日本から移住した内田夫妻によって1913年に開設されたコーヒー農園「Kona Coffee Living History Farm」を訪ねました〔写真上〕。ここには当時使われていた農具や生活用品が保存され、その時代の日系人の暮らしや現在までの歴史、コーヒーの収穫方法などを学ぶことができます。

さて、ハワイアン航空が今年2月より、ハワイの伝統的かつ人気の高いライオン・コーヒーの機内での提供を始めました〔写真下〕。ライオン・コーヒーは私もハワイに行くと必ず買ってきますが、機内で出されるのは同社がハワイアン航空だけのために開発した特製のブレンド。人の味覚が変わる高度1万メートルの上空でも豊かな香りや風味を最大限に引き出せるようブレンドしたそうです。

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機内ドリンクのサービス拡充はコーヒーにとどまりません。ハワイアン航空の広報によると「オリジナルカクテルとしてモロカイ・ミュールとトロピカル・ランディング、また3月1日からはマイタイの提供も始めます」とのこと。秋くらいにハワイ島の歴史の取材を計画していて、またコナに飛ぼうと思っているので、フライトがいまから楽しみになりました。

2019年02月20日

オスカーの行方

 
ご覧の写真、何だかわかりますか? 世界的な映画の祭典「アカデミー賞」の授賞式が開催されるハリウッドのドルビー・シアターです。4年前に取材で訪ねたときに撮影しました。レッドカーペットを敷き詰めたこの階段を、ノミネート作品の関係者や俳優たちが踏んで優雅に入場していく。いよいよ今週末に迫った2019年(第91回)のオスカー像は、どの作品の頭上に輝くのでしょうか。

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ところでここ数年、アカデミー賞授賞式の視聴率が低迷しているといいます。一番の理由は、選ぶ側と一般視聴者のあいだに乖離が生じていること。たとえば昨年(2018年)の作品賞を受賞したギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』の興業収入は約5,700万ドル(約63億円)だったのに対して、賞を逃したクリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』はアメリカだけでその3倍にあたる1億8,000万ドル(約198億円)を稼ぎ出しました。芸術性に重きをおくか、興業成績やファンからの支持も選ぶ指標にするか。アカデミー賞はひとつの岐路に立たされているのかもしれません。

さて、今年(2019年)の最有力候補といえば、最多10部門にノミネートされているアルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA/ローマ』でしょう。アメリカのニュース誌『TIME』やニューヨークの映画批評家協会からはも昨年のベストワンに選ばれました。1970年代のメキシコシティの高級住宅街「ローマ」を舞台に、ある中流家庭の波乱に満ちた1年を一家に仕える若い家政婦の眼を通して描いた作品です。

このキュアロン監督の自伝的映画『ROMA/ローマ』の放映権を獲得したのがネット配信の大手Netflixだったことでも、話題を集めました。そのためアメリカでは一部の映画館で上映されただけで、あとはネット配信のみ。日本でも昨年12月からネットのみで公開されています。ネット配信の映画がオスカーを手にすれば時代の大きな転換期を象徴する出来事となるだけに、注目です。

2019年02月15日

バレンタインデー

 
今週は都内のそこかしこで「バレンタインセール」の文字が目につきました。商売人にとっては、とても重要な商機となる1週間なのでしょう。それにしても、バレンタインデーとはそもそもどこでどう始まったものなのか? 調べてみると、イタリアが発祥らしいことがわかりました。

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発端は、古代ローマ時代の「ルペルカーリア」という祭りらしい。ルペルカーリアとはオオカミの女神で、たしかにローマ市内ではオオカミの乳を吸っている双子の像をよく見かけました。この双子の兄弟によってローマの街が築かれたという伝説があり、ルペルカーリアの日として定めた毎年2月15日には古くからさまざまな祭事が行われてきたようです。

若い男女がいっしょにいることを許されなかった古代ローマで、このルペルカーリアの日だけは例外だったそうです。祭りの前夜に娘たちは自分の名前を紙の札に書いて桶に入れておく。翌日になると男たちは桶のなかから紙の札を一枚取り出し、そこに書かれた名前の娘と、祭りのあいだだけいっしょにいることが許可されました。そしてそのまま多くの男女が結婚に漕ぎ着けたというから、当時の人たちには大事な縁結びの祭事だったのでしょう。実際にルペルカーリア祭が行なわれた洞窟が10年ほど前に古代ローマの遺跡群から見つかったといいます。

さて、日本ではいつからかチョコレートがバレンタインの縁結び役になりました。私にもいくつか届きましたが、もちろん犁鼠チョコ瓩个りです。上の写真はそのなかのひとつ。上野・湯島界隈を拠点とする私のために選んでくれたのでしょうか。私は甘党ではないものの、チョコレートはワインと合うので嫌いではありません。いまも赤ワインを一本抜きました。そしてチョコに手を伸ばそうとしましたが、パンダの顔のついたこの真ん中のは、もったいなくて食べられないなあ。

S.Akimoto at 23:57|Permalinkclip!オフタイム | 湯島だより

2019年02月09日

傘をシェアする

 
今日は都心も雪まじりの天気で、私の地元・湯島界隈も道路にうっすらと白いものが〔写真〕。行き交う人たちも傘が手放せない様子です。「傘」といえば、先日の『朝日新聞』に「雨の日はシェア傘を」という記事がありました。外出先で雨に降られつい買ってしまうビニール傘を、利用者の間でシェアし合うといった内容です。

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使い捨てにされることも多いビニール傘を有効活用することは私も大賛成で、以前から関西国際空港の「傘のリサイクル」の取り組みを各メディアで紹介してきました。海外へ出かける日の雨は、けっこう憂鬱になります。傘をさしても荷物はずぶ濡れになるし、困るのは自宅やオフィスから持参する傘がどうしても邪魔になること。折りたたみ式にしても、濡れた状態のものをバッグの中にしまう気になれません。それで仕方なく、安いビニール傘を使用し、駅や空港で破棄していくハメになります。

関空では、捨てられたり置き去りにされる傘が関空では年間2,400本にものぼるらしい。そこで始まったのが、旅客が出発前に手放した傘を、不意の雨で傘がない到着旅客に提供するというサービスでした。かつてはすべて廃棄処分にされていた捨て傘を、空港内の6カ所に「リサイクル置き傘コーナー」を設置して旅行者に自由に持ち帰ってもらうという取り組みです。

捨てられた傘のうち再利用されるのは、まだ使用が可能であることを確認された4割ほど。それでも1,000本の傘が有効利用されることになります。コーナーには日本語のほか英語、中国語などの外国語案内も掲示されるようになりました。場所は4階のリムジンバス降り場や、2階のホテル方面出口、1階の国際線到着フロアなど。帰国時に突然の雨で困ったときは、ぜひ立ち寄ってみてください。

S.Akimoto at 16:34|Permalinkclip!エアポート | 湯島だより

2019年01月29日

ペットパスポート

 
私はパスポートを2014年暮れに更新しました。10年間有効なのでまだ約6年ありますが、スタンプを押してもらうスペースがもうほとんど残っていません。これからもまだまだ渡航はつづくので、増刷手続きが必要になりそうです。面倒くさいなあ。

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ところで、パスポートが必要なのは、じつは人間だけではありません。先日、深夜のラジオでそんな話題に触れていた番組がありました。たとえばUAE(アラブ首長国連邦)では、ハヤブサという鳥にパスポートが発行されます。ハヤブサは鷹狩りに使われる貴重な鳥であるため、密かに国外に持ち去られないよう緑色のパスポートの携帯が義務づけられました(写真はドバイのデザートサファリ取材時に撮影)。

またヨーロッパでも、EU(欧州連合)が「ペットパスポート」を発行しています。これを発行してもらえるのは、マイクロチップを埋め込み、ワクチン接種や健康診断をパスした犬や猫など。ペットパスポートを所持していれば、簡単な書類チェックだけでヨーロッパの国々をペットを連れて自由に出入りできます。通常は6カ月ほどかかる検疫も受ける必要がありません。このことでいま深刻な悩みをかかえているのが、イギリスの愛犬家や愛猫家たちです。

イギリスのEUからの脱退があと2カ月後に迫っています。そうなると、EUが発行するペットパスポートが使えなくなる可能性も。EUに加盟していないノルウェーやスイスへはOKでも、イギリス人は今年の夏のバカンスを、愛犬や愛猫といっしょに楽しむことができるのでしょうか。

2019年01月25日

世界遺産・白川郷

 
今月の14日と20日、岐阜県の白川郷でライトアップイベントがありました。観光協会の主導で2018年7月に事前の「完全予約制」が導入されてからは、はじめてとなるイベントです。私が不定期に寄稿している旅行・観光専門サイト『トラベルボイス』にそんな記事が出ていました。

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世界遺産である白川郷の同ライトアップイベントではそれまで、住民600名弱の地域に7000〜8000名の観光客が押し寄せ、さまざまな問題が発生していました。交通渋滞や違法駐車、景観破壊、住民とのトラブルなどです。昨年からスタートした事前予約制は、観光客が急増加したことで現地受け入れ能力を超える「オーバーツーリズム」対応策の一環として導入されたもの。抽選形式の事前の予約を受けることで、イベントは大きなトラブルもなくスムーズに完了し、来場者にも好評だったそうです。

もう少し詳しく書くと、白川郷ライトアップを運営・管理する「旅ジョブ」がイベントアプリ「peatix」を通じた事前の予約受付を実施。日帰り駐車場も予約制にしました。その結果、駐車場待ちの時間が大幅に短縮したほか、会場内が整然としたことでライトアップの幻想的な風景を満喫できるようになったなどのメリットもあったようです。合掌造りの集落が美しい白川郷は、私も過去に何度も訪れ、思い出も少なくありません。それだけに、こうした新しい試みが成功したこはとても喜ばしいことです。

同イベントはこのあとも、1月27日、2月3日、11日、17日に開催されます。ぜひ事前予約のうえで足を運んでみてください。日本の冬の犖局景瓩肪もが魅了されるはずです。なお、上の写真は、2015年の秋に合掌集落を訪れたときに撮影しました。

S.Akimoto at 11:48|Permalinkclip!国内の旅 

2019年01月07日

超ワイドな体験

 
4大航空機メーカーの1社であるカナダのボンバルディア。日本ではローカル路線で活躍する高翼プロペラ機DHC-8シリーズで知られますが、今後の注目はズバリ、同社が初めて挑んだ100席超クラスの次世代機「Cシリーズ」でしょう。機体構造に炭素繊維複合材やアルミ・リチウム合金などの軽量な素材を多用したのがCシリーズ特徴で、重量はボーイング737やエアバスA320に比べ5000キロ以上も軽量化し、燃費効率を大幅に向上させました。

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私が初めてCシリーズの実機に触れたのは2016年2月のシンガポール・エアショーでした。キャビンには通路をはさんで左側に2席、右側に3席がゆったりとレイアウトされ、機内に案内してくれたアジア地区営業担当副社長のアンディ・ソレムさんは「経済性とともに乗客に提供できるこの爐罎箸雖瓩Cシリーズの大きなPRポイントです」と話していたのを思い出します。昨年11月には、そのCシリーズでの実際のフライトも体験することができました。

搭乗したのは、Cシリーズの長胴型であるCS300を11月5日に中部国際空港に初就航させた大韓航空の韓国・釜山線の初便です〔写真上〕。同行の航空写真家、チャーリィ古庄氏〔写真下〕とともに機内に入ると、前述したようにキャビンは通路を挟んで2-3の一列5席でレイアウト。一列6席の小型ジェットよりボディサイズは小さいものの、座席幅は737より約4.6センチも広い48.3センチが確保されていました。頭上の荷物棚も大型化し、キャリーバッグが楽々収まります。設計段階でボディ断面にも工夫が凝らされ、窓側席でも壁が円形ではなくほぼ垂直なので窮屈さはまったく感じません。足もとにもゆとりがあり、まさに新しいナローボディ機による狡競錺ぅ畢瓩並慮海任靴拭

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大韓航空はCS300を計10機オーダーし、11月5日の時点では8機まで受領。残り2機も2019年1月までに納入される予定です。12月5日には成田〜釜山線に、2019年1月5日からは福岡〜釜山線と新千歳〜釜山線にもCS300が就航しました。みなさんも機会があったら、ぜひ乗ってみてください。

S.Akimoto at 20:46|Permalinkclip!航空機 | 世界のエアライン

2019年01月01日

謹賀新年 '19

 
午前0時を回りました。上野公園に来ています。30分前に始まったパゴダ(仏塔)での法要が終わり、時鐘堂(通称犹の鐘瓠砲虜能蕕琉貘任鳴り響きました。しんしんと冷え込む空気を切り裂くようにして108回繰り返される除夜の鐘。1キロほど先の寛永寺・根本中堂の鐘楼からもかすかに伝わってくるゴーンという音色とともに、この1年のしがらみがすべて洗い清められていきます。

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その二つの鐘のハーモニーを背中で受け止めながら、上野公園をあとにし、これから「雲の上の書斎」のあるエリアの氏神様である湯島天神へ──。

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あけましておめでとうございます。先ほど早々に初詣でを終え、私なりにこの1年の誓いを立ててきました。みなさんは、どんな年にしたいですか? 2019年がみなさんにとって、穏やかで健やかな1年になることを祈りつつ。本年もよろしくお願いいたします。

2019年元旦 秋本俊二

S.Akimoto at 01:32|Permalinkclip!湯島だより | オフタイム

2018年12月30日

さよなら2018年

 
2018年も残すところ今日と明日の2日だけ。足の踏み場もないほど資料などが散乱していた書斎の大掃除を、先ほどようやく終えました。とくにデスク周りが乱れていると、いい仕事ができる気がしません。これですっきり、新しい年に向かえそうです。

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例年になく忙しい年でした。12月に出たばかりのKAWADE夢文庫の最新刊『ANAとJAL こんな違いがあったのか』を含めて2018年は1年間で4冊を刊行。また、私が総合監修&メインページの執筆という立場で制作をつづけてきたデアゴスティーニの『隔週刊 JAL旅客機コレクション​』も10月2日に創刊になっています。ほかに講演や雑誌での連載エッセイ、各メディアへの単発での取材レポートなどが重なり、Blogの更新もままならないほど忙殺されていました。もちろん、充実した1年ではありましたが。

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それらと並行して、私のライフワークともいうべきプロジェクトも進行しています。2019年は私にとって、間違いなく大きな勝負の年になるでしょう。その意味でも、新年を迎えるにあたってはまずは書斎の整理整頓からと思い、昨日午後から大掃除に取り組んできました。ふうっ!

Blog『雲の上の書斎から』も、また再開しようと思います。更新しなくても定期的に訪れてくれるみなさん、1年間どうもありがとうございました。よい新年をお迎えください。

S.Akimoto at 17:06|Permalinkclip!お知らせ | 書籍・読書

2018年10月19日

書斎の妖精たち

 
いまから5年くらい前に『妖精を呼ぶ本』(姫乃宮亜美著)というのを読んでから、私のなかで猴点梱瓩梁減澆とても気になりはじめました。本当に妖精を見た人っているのか? いるとしたら、妖精たちはどんな姿で? 古い話ですが、1917年にイギリスで起きた、国中を揺るがした奇妙な事件のことも思い出します。

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きっかけはある写真でした。写っていたのは妖精たち。コティングリー村に住む二人の少女が自宅の庭で撮った5枚の写真です。シャーロック・ホームズの作者、コナン・ドイルが「これは本物だ」と発表し、大騒動に発展したのでした。

この「コティングリー妖精事件」は、はたして本当なのか? 真相は長い間なぞに包まれたままでしたが、60年以上の時を経た1983年に、少女の一人が告白します。「写真に写っていた妖精は、紙に描いて切り取ってヘアーピンで止めたものだ」と。このようなフェイクニュースに翻弄されるほど、イギリス国民にとって妖精は身近な存在だったのでしょう。ただし、少女の告白にはまだ続きがありました。少女は言ったのです──「でも5枚目の写真だけは私、何もしていません」

この5年間、ヨーロッパの街を歩いていて雑貨屋などで妖精のグッズを見かけると、つい買ってしまうようになりました。東京・湯島の『雲の上の書斎』には、あちこちに妖精がいます。今日はその一部を写真で紹介しましょう(ちょっと少女趣味かな? 笑)。

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2018年10月15日

空を飛べるのはなぜか

 
明日16日から、私の新刊が書店に並びます。今年3冊目の著書ですが、この本はかなりチャレンジしました。タイトルは『空を飛べるのはなぜか 〜もっと高く、遠くへ! 人と生き物たちの“飛ぶ”秘密に迫る〜』(サイエンス・アイ新書)。以下は、裏表紙のPR文です。

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空を見上げると、そこには実に「不思議」な世界が広がっている。飛行機はどうして飛べるのか? スイスイと空を渡っていく鳥とは何が同じで、何が違うのだろう? 闇にひそむコウモリ、草間の昆虫、ふわふわしたタンポポの綿毛、色とりどりの熱気球、宇宙を目指すロケット、近年話題のドローン……。さまざまな「飛ぶもの」の仕組みや秘密に迫る1冊(本書裏表紙より)。

単なる「飛ぶしくみ」の解説本ではありません。扱ったのは鳥や生き物、竹とんぼなどのおもちゃやスカイダイビングなどのスポーツ&レジャーまで。それら一つひとつとの私のこれまでの関わりを含め、「飛ぶ」ことに焦点を当ててエッセイ風につづりました。最終章では、私たちが乗って楽しめるヘリコプターや熱気球など旅客機以外の空飛ぶ乗り物にも言及しています。船や新幹線も登場するので、戸惑う人もいるかもしれません。しかし水面から浮上して進む高速船ホバークラフトや実用化に向けて動きはじめたリニア新幹線も、じつは「飛行機」としてとらえることができます。それらの飛ぶ原理なども、私自身の体験を交えながらできるだけやさしく解説しました。

書店で見かけたら、ぜひ手にとってパラパラとめくってみてください。遠そうで近い、難しそうでやさしい、華麗なる空の世界にごいっしょさせていただければと思います。

S.Akimoto at 20:06|Permalinkclip!お知らせ | 書籍・読書

2018年09月26日

超ロングフライト復活

 
サービスの悪い航空会社でのフライトは2時間や3時間でも苦痛になるけれど、快適なシートと行き届いたもてなしで乗客を迎えてくれる航空会社は、たとえ10時間を超えるフライトでも降りるときに「もう少し乗っていたかったね」と思うもの。日本人旅行者に人気の航空会社の一つがシンガポール航空で、同社は10月11日よりシンガポールからニューヨーク(ニュージャージー州のニューアーク空港)への世界最長路線を開設することになりました。

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この路線に投入するのは、9月22日(現地時間)に受領したばかりのエアバスA350-900ULRです〔写真〕。A350-900ULRは、基本モデルであるA350-900の燃料システムや翼端のウイングレットを改良。燃料タンクの容量も追加され、航続距離の延長を実現しました。今後は飛行時間18時間超のシンガポール−ニューヨーク線で活躍するほか、11月からはシンガポールからロサンゼルスへの直行便も復活する予定です。

同社は過去にもA340-500でシンガポール−ニューヨークへ線を運航していましたが、燃費の悪さなどから採算がとれず、2013年11月で運休に。代わって世界最長になったのが、エミレーツ航空がボーイング777-200LRで運航するドバイ−パナマシティ線やカンタス航空がエアバスA380で運航するシドニー−ダラス線(運航距離はいずれも約1万3,800キロ)です。

シンガポール航空のニューヨーク線の運航距離は、それらを上回る約1万5,000キロ。まさに超ロングフライトの復活です。年内は無理そうですが、NYに用事もあるので来年の早い段階で乗ってこようと思います。

S.Akimoto at 09:21|Permalinkclip!世界のエアライン | 航空機

2018年09月22日

ハワイ島でゴルフ

 
今週はハワイアン航空の羽田−コナ線の取材のため、ハワイ島へ行ってきました。滞在最終日には日本からのゴルファーたちが参加した「第2回ハワイアン航空杯 ハワイ島大会」というゴルフコンペがあり、プレーを終えたあとのセレモニーに私もサプライズゲストとして登壇。下の写真は、みなさんの前で少しだけスピーチをしているところです。

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昨年からスタートしたこの大会は、海外でゴルフを楽しむための季刊誌『Golf Digest Traveler』の誌上で参加者を募集しています。同誌では私も連載エッセイをもっていて、その関係でセレモニーに呼ばれました。司会から紹介されて「連載を執筆している作家の秋本俊二です」と挨拶すると、みんなびっくりした様子。その後、それぞれに「連載いつも読んでますよ」「すごく面白い」などと声がかかり、とても嬉しかったです。

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さて、この「ハワイアン航空杯ハワイ島大会」の舞台となるのは、ハワイでも屈指の名コースとして知られるワイコロア・ビーチ・リゾートのキングスコースです。みなさんがラウンドしている間、私もカートでコースを視察してみました。ご覧の写真は、その5番ホールで、グリーンの向こうに海をはさんでマウイ島が見えます。そして背後にそびえるのは、星空観察のメッカであるマウナケア。私も前日の夜、富士山より標高の高い4,205メートルの山頂で宇宙を体験してきました。

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ハワイアン航空とゴルフダイジェスト社の関係者の話では、来年も同じコースで第3回大会の開催を予定しているとのこと。私はあまりゴルフはうまくありませんが、あの雄大な景色のなかでのプレーには魅力を感じます。スケジュールが合えば、私も参加してみようかとひそかにたくらんでいます。

2018年08月26日

ひるねこBOOKS

 
アメリカ弾丸取材から戻り、夕方から湯島の『雲の上の書斎』を出発していつものコースをウォーキング。その途中で、谷中のキッテ通りにある「ひるねこBOOKS」を覗いてきました〔写真下〕。猫の本や絵本、アート、北欧関連の本と北欧雑貨などを揃えたとてもかわいい書店で、前を通りかかるとついふらっと立ち寄ってしまう人も少なくありません。

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ここで8月22日(水)より、ライターの内山さつきさんとイラストレーターの新谷麻佐子さんの共著『とっておきのフィンランド』の発売を記念した展示会「絵本のような町めぐり」が開催されています。ちょうど新谷さんが在廊していたので、いろいろ話し、展示物の写真も撮らせてもらいました。

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二人の新刊本は「絵本のような町めぐり〜かわいい、おいしい、幸せ体験」とサブタイトルにあるように、これまで知らなかったフィンランドの魅力をたっぷり紹介しています。昨年秋に内山さんとオーロラ取材でラップランド地方を訪ねたときに、出版の計画があることを聞き、ささやかながらアドバイスと応援を続けてきました。追加取材で何度も現地を再訪するなど、制作段階では苦労も多かったようですが、そのぶん素晴らしい本に仕上がったと思います。北欧旅行の計画がある人には役に立つ情報が満載だし、旅の予定がない人もこの本できっとフィンランドに興味がわくでしょう。

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谷中の「ひるねこBOOKS」も時間があればぜひ訪ねてみてください。展示会「絵本のような町めぐり」は9月10日(月)まで開催されています。

S.Akimoto at 19:04|Permalinkclip!書籍・読書 | 湯島だより

2018年08月23日

ステーキの超有名店

 
インディアナポリスのダウンタウンの中心部にあるホテルに滞在しています。一歩外に出ると、この周辺にはとかくステーキハウスが多い。高級そうなステーキハウスが軒を連ね、専属のシェフたちが腕を競っているとガイドブックにも書いてありました。「ディナーでおすすめの店は?」とホテルのフロントで聞いても「ステーキだね」と返ってきます。

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そのなかでも、地元の人たちがイチ押しというステーキハウスの超有名店『Harry and Izzy's』を予約し、訪ねてみました。店内はごらんのようなしゃれた雰囲気〔写真上〕。そしてここの看板メニューが、前菜としてオーダーする激辛のシュリンプカクテルです〔写真下〕。地元っ子たちの英語でのレビューで「とにかく一度食べてみろ」とか「この辛さをなめるなよ」とか書いてあり、私も気になって注文してみました。

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大ぶりのシュリンプにまぶしてあるソースを、ちょっとだけフォークでとって口に入れてみます。最初の数秒は「え、ワサビ味?」と意外さに驚き、そのあとで「ギャーッ」と叫んで目からあふれ出る涙。これは半端ありません。けれどシュリンプにからめて恐る恐る食べてみると、エビの身の淡泊さが辛さを消してくれて、クセになるほど絶妙な味に変わります。「とにかく一度食べてみろ」も「この辛さをなめるなよ」も、なるほどと納得できました。

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メイン料理には「SURF 'N TURF」というやわらかなフィレステーキと南アフリカ産ロブスターのセットをチョイスしました。こちらも絶品でしたが、ごらんのようにものすごいボリュームで、かなりのカロリー過多に。これから2日間は断食します。

S.Akimoto at 01:27|Permalinkclip!アメリカの旅 | オフタイム

2018年08月21日

個室仕様シート

 
アメリカのデトロイトに向かう機内でいま、これを書いています。最終目的地はインディアナポリス。日本からの直行便が就航していない都市を目指す場合、どこで乗り継ぐかが重要なポイントになりますが、今回はデトロイト経由を選択しました。デルタ航空がエアバスA350-900で運航する成田−デトロイト線に、珍しい個室仕様のビジネスクラスが搭載されているからです。

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デルタ航空は米系エアラインで最初にA350-900を受領し、2017年10月から成田−デトロイト線に導入しました。それ以来、デトロイト線のチケットが入手困難に。日本から渡米する多くの人がこの「デルタ・ワン スイート」と呼ばれる個室仕様のシートでの移動を望んだためです。まさに爛廛薀船淵船吋奪鉢瓩任靴拭

今回私にも、ようやく実際に搭乗する機会がめぐってきました。成田でボーディングが始まり、機内へと足を進めます。「デルタ・ワン スイート」はキャビン最前方に、2本の通路をはさんで1-2-1の配列で32席をレイアウト。オフホワイトの明るい機内に、デルタ航空のイメージカラーである濃紺のシートがよく映えています。どの座席も通路との間に扉が設けられていて、これはシートというより猊屋瓩箸いΠ象です。ホテルにチェックインしたような感覚で、約12時間のフライト中も仕事に集中できることは間違いありません。各シートの入口に表記された座席番号も、まさにホテルのような雰囲気です。

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疲れたらシートをフルフラットにして、最大205センチというサイズの快適なベッドに。このところ本の執筆で寝不足がつづいていたので、手もとのボタンで座席番号の脇に「Do Not Disturb(起こさないでください)」の文字を表示させ、ゆっくり眠りにつきたいと思います。

2018年08月12日

『空港の大疑問』

 
九州への出張や旅行で鹿児島空港に降り立つと、私は必ず寄るところがあります。国内線ターミナル到着フロアの1階、バス乗り場の近くにある「おやっとさぁ」です。鹿児島弁で「お疲れさま」「ご苦労さま」という意味の名前がつけれらたここは、温泉王国鹿児島をPRする施設として誰でも気軽に温泉気分を味わえる国内空港初の天然温泉足湯。訪れる人たちの憩いの場となっていて、いつ行っても賑わっていない日はありません。

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さて、そんな地方空港の楽しみ方も含め、進化しつつある日本のエアポートの「現在」にスポットを当てた私の新刊──『空港の大疑問』(河出書房新社)が発売になりました。内容は、滑走路などの基本知識からあまり知られてい空港運営の舞台裏、最新の技術から面白ネタまで。どのページから開いていただいても、気軽に読んでいただける一冊になったと思います。

足湯の話に戻りましょう。鹿児島空港と並んで、北九州空港の足湯も人気です。3階展望デッキに隣接し、雄大な景色を望みながら心身ともにリラックス。また中部国際空港へ行ったときは、すっかり名物になった「風(フー)の湯」で伊勢湾に沈む夕日をバックにのんびり風呂に浸かってから帰宅──というのもおすすめです。全国でも唯一の「滑走路に隣接した露天風呂」で、浴室内のスピーカーから飛行機の離陸・着陸音を流す演出がロマンチックな気分をさらに盛り上げてくれます。空港に用がない観光客もこの“空の風呂”を楽しみに訪れるようになりました。

札幌の新千歳空港ターミナルにも「新千歳空港温泉」という日帰り入浴施設があります。場所は国内線ターミナル4階、国際線へ向かう通路の入り口付近です。そんな情報も本に載っていますので、ぜひ活用して夏休みの空の旅の行き帰りを楽しんでください。

S.Akimoto at 22:45|Permalinkclip!お知らせ | 書籍・読書

2018年08月06日

電気ヒコーキ

 
電気自動車がずいぶん普及してきたなあと思ったら、こんどは「電気ヒコーキ」かァ。今朝の朝日新聞朝刊に「高性能モーターなどを駆使して航空機を電動化する動きが本格化」といった内容の記事が掲載されていました〔写真〕。

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記事によると、7月に英国南部ファンボローで開催された世界最大の国際航空ショーで、高級車を手がける英アストンマーチンとロールスロイスが電動モーターで飛ぶ垂直離着陸型の小型機の構想をそれぞれに発表したそうです。その背景にあるのが地球温暖化で、これは航空業界としても絶対に避けては通れません。飛行機を電気で飛ばせるようになれば、問題解決に大きく貢献するでしょう。

エアバスは昨年、電動化の実証実験を間もなくスタートすると発表しました。100人乗りのジェット機の4基のエンジンのうち、1基をモータ駆動式にして、ジェットエンジンで発電した電力でモーターを駆動。ファンを回してその勢いで飛ぶというハイブリッド技術による構想です。ボーイングでもグループのベンチャー企業が2022年までに小型ハイブリッド機を売り出す計画を発表しました。

電気ヒコーキが空を飛ぶ。まだまだ道は険しいと思いますが、2大メーカーの最先端の研究開発現場もいずれ取材できたらいいなあと思います。

S.Akimoto at 20:30|Permalinkclip!航空機 | 海外トピックス

2018年07月29日

ABBAと街歩き

 
ストックホルムの14ある島の一つ、ユールゴーデン島へ足を伸ばし、そこに2013年5月にオープンした「ABBA THE MUSEUM」を覗いてきました。さすが国民的人気グループで、大勢の人で賑わっています。懐かしいオリジナルLPやメンバーが実際に着用したステージ衣装、楽器などのゆかりの品々を見ていると、心はいつのまにかABBAの黄金時代にタイムスリップ。結成から解散までの歴史をたどりながら、あの歌声に熱中した時代を思い出しました。

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アグネッタ、ビョルン、ベニー、アンニ=フリッドの才能ある4人が集まってABBAを結成したのは1974年です。それから解散までの実質8年間で発表したシングル・アルバムは3億8000万枚以上という驚異的なセールスを記録しました。ABBAの活動した時期は、私はティーンエイジャーでとても多感なとき。彼らの音楽にはいろんな意味で刺激を受けました。3億8000万枚のなかには、私が買った7枚のアルバムも含まれています(笑)。

ミュージアムには最新3Dテクノロジーを使った仮想ステージもあり、5人目のメンバーとしてアグネッタやフリッドといっしょに歌い、その映像をダウンロードすることもできます。『ダンシング・クイーン』と『マンマ・ミーア』の2曲が用意されていました。たくさんの人が見ていたので、さすがに恥ずかしくてできなかったけれど、次に行ったときは絶対にトライしようと思います。

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見学を終えてミュージアムを出てからは、Blutoothのワイヤレスイヤホンをバッグから取りだし、iPhoneの「プレイリスト」に入れてある『ABB 40/40 The Best Selection』のアルバムをずっと聴いています。アグネッタとフリッドの歌声が景色にかぶさると、ストックホルムの街がまた違ったものに見えてきました。

2018年07月26日

SAABの話

 
今日はスカンジナビア航空日本支社の総支配人、レイフ・ニルソン氏と、ストックホルム市内に最近新しくオープンしたホテルなどを視察しました〔写真〕。私たちが訪ねたのは、中心部に建つ3軒。いずれも北欧デザインの家具を備えたフリーエリアなどが充実するブティックホテルで、とてもお洒落です。こんなホテルに泊まれば滞在が楽しくなることは間違いありません。

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ストックホルムの街を歩いていて、ある変化に気づきました。ボルボと並ぶスウェーデン車のブランドだったサーブの姿が、いまはまったく見られないのです。サーブはリーマンショック後、米ゼネラル・モーターズからオランダの小メーカーの手にわたり、さらに中国の企業へと売却。その間のごたごたで修理部品の供給が追いつかなくなり、多くのユーザーが離れていきました。

一般に「サーブ」として知られる自動車会社サーブ・オートモービルは、もともとは航空機メーカー「SAAB AB」の自動車製造部門でした。旅客機の製造はその後も続き、小型プロペラ機のサーブ340BはいまもJALグループの日本エアコミューター〔写真〕や北海道エアシステムがローカルの短い路線で飛ばしています。

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ストックホルムにあるSAABは現在、製造分野を軍事用にシフトしていますが、その優れたレーダー&通信技術は民間の航空管制にも応用されています。明日からは、そのSAABの取材や、ストックホルム・アーランダ国際空港の視察などを予定に入れました。また時間を見つけて報告を書きます。

S.Akimoto at 22:48|Permalinkclip!ヨーロッパの旅 | 航空機

2018年07月25日

ストックホルムにて

 
スウェーデンの首都ストックホルムに十数年ぶりに来ています。メーラレン湖とバルト海に囲まれた街並みの美しさは、当時とまってく変わっていません。旧市街のガムラスタンは宮崎駿監督が『魔女の宅急便』をつくる際にモデルにしたといわれ、日本からも多くの観光客が訪れています。

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少し前に、「水際の市庁舎」とも呼ばれるストックホルム市庁舎に到着しました。800万個以上のレンガが使われ、シンボルともいうべき塔の高さは100メートル超。上の写真は、正面玄関から入った1階の大広間「青の間」で、毎年12月10日にはここでノーベル賞の晩餐会が開かれることでも知られています。

さて、今年──2018年は、日本とスウェーデンが外交を樹立して150年。間もなくこの「青の間」で、その記念式典が開催されます。私も式典に列席するため、スカンジナビア航空の特別便でストックホルム入りしました。成田からデイリー運航しているスカンジナビア航空のSK984便は、通常はコペンハーゲン行きですが、1日だけの特別便としてストックホルム直行便に変更。式典でスピーチを予定しているスカンジナビア航空日本支社の総支配人、レイフ・ニルソン氏とともに同便に搭乗し、この北欧最大の街を再訪することなったのです。

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大小14の島々からなるストックホルムは、見どころもいっぱいです。中世の面影を残すガムラスタンには王宮やノーベル博物館などがあり、その北に位置するノルマルムには国の主要機関や中央駅などが。水辺にかかる橋を渡った先は、かつては王の狩猟場だった自然豊かなユールゴーデン島で、地域ごとに趣の異なる風景が広がります。取材予定が立て込んでいるものの、時間をとってゆっくり街歩きもできるといいのですが。

S.Akimoto at 01:21|Permalinkclip!ヨーロッパの旅 

2018年07月19日

サウナのある暮らし

 
暑いし、執筆続きで疲れがたまっているので、友人に誘われて夕方から東京・鴬谷のサウナの名店に行ってきました。サウナと水風呂に交互に入ると披露がとれると言いますが、本当にそのとおり。心身ともにリフレッシュでき、いまは爽快感につつまれています。

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サウナは世界的な文化になりつつあると思います。私が虜になったのは、サウナ発祥の地であるフィンランド。「サウナなしの生活は考えられない」とこの国の人たちは言い、自宅にサウナを併設している家庭も少なくありません。フィンランド流サウナでは、熱した身体を冷たい湖でクールダウンさせるのが不可欠で、私も真冬に体験しました。

冬場には湖の表面が凍ってしまいますが、そこに穴を開けて身体を沈めます。フィンランドのサウナでも最もポピュラーなのが、白樺の薪を燃料にして石を焼き、そこに水をかけて煙(水蒸気)を発生させ身体を熱気で包み込む「スモークサウナ」。とにかく熱い。我慢できず立ち上がろうとすると、横から「もう無理という状態になってからさらに30秒辛抱するといいよ」とアドバイスされ、座り直します。そうして限界まで身体を熱したあとで、夜の闇の向こうにたたずむ湖へ歩き、天然の冷水風呂へ〔写真〕。

水温計の数値は「2度」。冷たいというより、痛い! 3秒もじっとしていられず、走って再びサウナ室へ。同じことを繰り返すと、2回目は冷水に少しは我慢できるようになり、3回目はまったく平気になりました。寒気を寄せつけない幕が身体にできるそうです。新陳代謝が活発化し、老廃物が身体の外に出ていくのも実感できます。一度体験したら病みつきになり、フィンランドの人々が「サウナなしの生活は考えられない」と言うのも納得できました。

2018年07月16日

天文イベント

 
2018年は天文イベントの当たり年。まず、皆既月食がこの1年で2回あります。1回目は1月31日で、全国で20時48分ごろに欠けはじめました。月がすべて地球の影に隠れたのは21時50分過ぎ。その後も1時間くらい月は隠れていました。その時間はちょうど月が空高くにあり、天気も全国的にまずまずだったので、幻想的な現象を楽しめた人も多かったようです。

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上の写真は当日、友人である写真家が送ってくれました。21時ごろに撮影したものと言っていましたので、部分食が始まって間もなくでしょう。左下から欠けているのがはっきりわかります。

月食は太陽と地球、月が一直線に並ぶときに起こります。地球の影の中を月が通過することで、月が欠けたように見えたり暗くなったり。皆既になると月に太陽の光が直接当たらなくなるものの、地球の大気をかすめるように回り込んだ光でわずかに照らされるので、赤みを帯びた黒い月になります。

さて、2回目の皆既月食はもうすぐ──7月28日の夜明け前に始まります。国立天文台によると午前3時24分に欠けはじめ、皆既になるのは午前4時30分。北日本では欠けきる前に月が沈んでしまいますが、東京など多くの地域では皆既のまま月の入りを迎えるそう。私はあいにく日本にいませんが、天候に恵まれれば富士山頂に皆既中の月が輝く珍しい「パール富士」が見られるかもしれません。7月31日は火星が地球に大接近するという天文イベントもあり、これについてはまた改めて書きたいと思います。

2018年07月10日

羽田の珍自販機

 
先週の『朝日新聞』夕刊に「羽田空港の自動販売機で出汁(だし)が飛ぶような売れ行き」といった記事がありました。「うまだし」の缶などが大人気である、と。コンビニでおにぎりを買っていっしょに飲んだり、あたためてお茶漬けやみそ汁のだしに使ったりしているそうです。

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羽田空港は「ユニークな自動販売機の宝庫」でもあります。私も以前、いくつかのメディアで紹介しました。そのなかで気になる一つとして取り上げたのが、第1ターミナルにある「出汁」の自販機。明太子で有名な福岡のやまやが羽田空港限定で販売している「博多出汁」などが買えます。ほかにも探してみたら、子供向けの「おもちゃの自販機」などもありました。第2ターミナルには「富山の特産品自販機」が、国際線ターミナルには「絵馬の自販機」が置かれて、通りかかった人たちは不思議そうにチラ見していきます。

国際線ターミナル5階の「お祭り広場」は、まさに願掛けのスポット。絵馬が自販機で1枚500円で売られ、願いごとが書かれた絵馬が広場の壁一面に飾られています。札の裏面は航空チケット仕様のデザインになっていて、これがマニアにはたまらないよう。「大学に合格しますように」「家族が健康で暮らせますように」といった一般的な願いごとの中に、航空会社の名前とともに「事故のない1年になりますように」という文面を見つけました。

第2ターミナルの出発ロビーで見つけた「日本全国ご当地ラーメンの自販機」もユニークでした。北は北海道らら南は鹿児島までのご当地インスタントラーメンが計20種類。『とまとラーメン』『まぜそば』『金箔ラーメン』など聞き慣れない名前の書かれた袋の見本が並んでいます。いつか機会があれば食べ比べてみようと考えているのですが、いまのところチャンスがありません。

S.Akimoto at 00:12|Permalinkclip!エアポート 

2018年07月05日

天草・津紀行

 
津は、小さな町です。民家が建ちならぶ小路を進んでいくと、別次元の世界に入ったよう。歩いている私の横を、宅配便の軽四輪車両が遠慮がちにすり抜けていきます。その先に教会が見えました。400年以上前にこの地にキリスト教が伝えられたときから、時間が止まってしまったような光景です。

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「教会というと小高い丘とかに建つものが多いので、珍しくないですか?」と、案内役を買ってでてくうれた現地ボランティアガイドの森田哲雄さん(75)が言います。「ユニークな立地から“海の天主堂”とも呼ばれているんですよ」

由来記によると、教会は1569(永禄12)年にルイス・デ・アルメイダ神により建てられ、ここを中心に天草にキリスト教が栄えました。その後、1638(寛永15)年に禁教令が施行されると、津では激しい迫害の嵐が吹きあれます。教徒たちは隠れキリシタンとなって真夜中にひっそり集まっては神を礼拝し、祈り続けたらしい。1872(明治5)年にキリシタン禁制が廃止され、240年ぶりに津に着任した新しい神父は、人々から熱烈な歓迎をうけました。教会は明治以来3度建て直され、現在のゴジック風建築はフランス人のハルブ神父が1934(昭和9)年に改築したものです。内部が畳敷きというのも、教会では珍しい。津に住むキリシタン信者たちの祈りの家として、いまも毎日のように人が集まってきます。

教会をあとにし、道幅1メートルほどの「トウヤ」と呼ばれる海へ続く路地を進みます。洋角湾に出ました。過去に激しい弾圧があったのが嘘のような、穏やかな海です。地元の人なのでしょう、海に突き出た小さな木の桟橋で老人が二人、のんびりと釣り糸を垂れていました。そんな光景に目を向け、森田さんが「ご覧のように静かな集落ですが、来年のいまごろは観光客がどっと増えているかもしれませんね」と複雑そうな心境を表情ににじませます。ここがユネスコの世界遺産の候補になっていたからです。ユネスコ世界遺産委員会は6月30日、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を世界文化遺産に登録すると発表しました。

S.Akimoto at 17:00|Permalinkclip!国内の旅 

2018年07月02日

天草・津紀行

 
「天草へ行ったら、津(さきつ)まで足を伸ばしてみるといい」──恩師からそう言われ、訪れたのは、あれはいつごろだったでしょうか。隠れキリシタンについて研究し、調べていた時代だから、おそらくは20代の後半か。

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天草に到着した翌日、ガルニエ神父がつくった大江の天主堂を訪ねたあと、私は山中の道を経て津の町を目指しました。明治初期に大江にきて昭和15年に同村でなくなったガルニエ神父が、長く大江と津の両教会を兼務していたというから、道のりはさほど遠くありません。天草の下島を地図でみると、頭のとがった男の横顔に見えてきます。顔が向いているのは西の方角。目が都呂々川の入り江で、その下に、おそろしいばかりに裂けた口が海の潮を飲んだり吐いたりしている。この裂けた口が「羊角(ようかく)湾」と名づけられたのは、おそらく明治後でしょう。

砂浜は湾の奥まったところに少しあるだけで、津のあたりはいきなり山(岬)が海から生えています。水深もかなり深そう。湾入が複雑なため、船はひとたびこの羊角湾に入ると、四方八方の風から守られます。ただし湾内の形が広かったり狭かったりするので、大型船を入れるには操舵がかなりやっかいなのでは? そんなことを考えながら、いよいよ津の集落に入りました。これからゆっくり歩いてみます。

以上の文章の原型は、1年ほど前に書いたものです。ワケあって、ちょっとアレンジしてこのBlog『雲の上の書斎から』に再現しました。近くアップする後編に続けたいと思います。

S.Akimoto at 06:31|Permalinkclip!国内の旅 

2018年06月29日

成田が変わる

 
成田空港に3本目の滑走路を新設することが決まりました。現在はA滑走路(4,000メートル)とB滑走路(2,500メートル)がありますが、計画ではこの二つに平行な形で新たにC滑走路(3,500メートル)を建設。あわせてB滑走路を1,000メートル延伸し、大型航空機が発着できるようにします。発着枠は現在の約24.6万回から、C滑走路の新設でいずれは50万回までに増やしたい考えです。

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海外から日本を訪れる観光客は年々増えつづけています。2017年は2,869万人に達しました。国は2030年までに6,000万人に増やす目標を掲げますが、羽田空港も成田空港も手狭になってきたことから機能を強化することに。海外のライバル空港に負けないため、というのも大きな理由です。

韓国や香港、シンガポールなども早くからいろいろな国や地域をつなぐ「ハブ空港」を目指し、成果を上げてきました。利便性で劣れば、航空路線をその空港にとられてしまうでしょう。成田のC滑走路新設に関しては、飛行経路の真下に住む人たちから騒音被害が拡大すると反発の声も上がっていましたが、地元自治体の多くは地域活性化の切り札になると考え、提案から1年半で合意という「スピード決着」になりました。

成田空港では旅客機や貨物便が離発着できるのは6時から23時までと決められていて、それ以外の時間帯は緊急の着陸以外には認められていません。その猝膰足瓩發い沺緩和される方向で動きはじめました。成田は大きく変わろうとしています。

S.Akimoto at 10:55|Permalinkclip!エアポート 

2018年06月19日

羽田への水上ルート

 
羽田へは上野・湯島方面からだとJR浜松町駅から東京モノレールを使いますが、横浜方面の人は海上ルートが楽しそう。お台場海浜公園と横浜みなとみらいの桟橋から羽田空港の船着場を結ぶ定期航路が2014年7月に開設されました〔写真〕。お台場からも横浜からも羽田までの所要時間は1時間30分で、料金は片道2,500円(子供は半額)。68〜144席の小型クルーズ船で、海から飛行機の離着陸の様子や四季折々の風景を眺めながら移動できます。

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秋葉原から羽田空港を結ぶ「空港・都心運河クルーズ」の実用化に向けたテスト運航も実施されました。秋葉原から隅田川を下って東京湾へ。レインボーブリッジを見ながら天王洲アイルや大井競馬場付近を通過し、京浜運河を経て羽田の船着場に到着するというルートです。この舟運実験に参加したのは約1,800人(2016年11月時点)で、ふだんは通れない水路のクルージングに反響もまずまず。体験した人たちの多くが「仕事や旅行でよく羽田空港を使うので定期運航が始まったら絶対に利用したい」などと話していました。

ところでここ数年、日本列島と周辺での地震活動が活発になっています。昨日(6月18日)にも大阪府の北部で最大震度6弱の地震が発生しました。東京でも首都圏直下型の地震への懸念が高まっています。国土交通省では、首都の直下型地震が起きた際に訪日外国人の帰国を支援するため、船を使って羽田空港に避難させるという検討を始めました。

市街地や古いビルが多い東京都心では、地震で電車やバスなどの交通網が寸断される恐れがあります。火災が起きたときなど、とくに危険な密集市街地が山手線周辺などに計824ヘクタールあると国交省は発表(2017年3月末時点)。ビルや電柱の損壊などが重なれば都心の道路網や鉄道網が機能しなくなります。そこで同省は、津波のリスクが小さいとされる都内の河川に着目。都心の交通網が寸断されても、多数の訪日外国人が船を使って羽田空港にたどり着けるようにしようというのです。外国人だけでなく、観光や出張で都内に来ていた日本人や避難する都民ももちろん対象です。船は海上保安庁や民間業者に提供してもらうことを考えているそうです。

S.Akimoto at 05:08|Permalinkclip!エアポート 

2018年06月14日

JALの747初便

 
いま、あるメディアの仕事でJALが初めてジャンボ機(ボーイング747-100)を導入したときのことを書いています。その時代に身をよせ、いろいろなことに改めて驚かされながら。乗客320人を乗せたJALの747第1便は、1970年7月1日に羽田からハワイ・ホノルルへ向けて離陸。それはすなわち、日本における大量輸送時代の始まりでもありました。

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日本は高度経済成長にわき、テレビでは旅番組「兼高かおる世界の旅」が高視聴率を獲得していました。飛行機を使った旅行はまだ富裕層や一部ビジネスマンの特権でしたが、そんな状況を一変させたのがジャンボ機なのです。747は通路が2本ある世界初のワイドボディ機で、機体前部を2階建て構造に設計。キャビンはファーストクラス40席、エコノミークラス321席の計361席でレイアウトされました。

その上空クラスキャビンがとにかくすごい! アッパーデッキ(2階席)は当初、ファーストクラス専用のラウンジにし、プライベートジェットの機内を彷彿させるゆったりしたスペースにソファや回転椅子が並びます。日本画家・加山又造氏の壁画が飾られた豪奢な空間でした。1階メインキャビンは前から順に「藤」「橘」「松」「紅葉」と4つの客室があり、その最前方の「藤」がファーストクラス。客室乗務員はそれぞれの客室に1名ずつ配置され、ファーストクラスでは部屋名と同じ藤の柄の着物を着用してサービスに当たっていました。

ALはクラシックジャンボと呼ばれる初期タイプの747だけでも69機、ハイテク機747-400も含めると世界最多の100機を超える747を保有して「ジャンボ機王国」などといわれました。全機が役割を終えて退役したいまもなお、ジャンボ機の時代を懐かしむファンの声があとを絶ちません。

S.Akimoto at 20:28|Permalinkclip!日本のエアライン | 航空機

2018年06月04日

空港ランプバス

 
空港の駐機エリアを走っているバスは、一般の道路を走っている路線バスと同じなのか? 読者からそんな質問が出版社を通すして届きました。おそらくは小学生か中学生だと思います。担当編集者を介してメールで答えましたが、いい機会なのでこのBlogでも触れておきます。

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規模の大きな国際空港では、行き先によって飛行機が旅客ターミナルから離れたオープンスポットに停まることも珍しくありません。搭乗するときは、乗客はターミナルのゲートからバスで飛行機まで移動することになります。羽田や成田で空港内を走るオレンジ色のランプバス〔写真〕運行を手がけているのは東京空港交通という会社。一度に300人以上が乗る大型機の場合でも搭乗客をスムーズに輸送しなければならないため、ランプバスには通常の路線バスより車幅も全長も大きくした特殊車両を使用しています。

多くの人が短時間で乗降できるよう、ワイドなドアを最前部、中央部、後部の3カ所に設置。運行の司令塔の役割を担うのが配車室です。羽田空港では第1旅客ターミナルに隣接する場所に配車室があり、そこではベテランスタッフが天候などにより刻々と変化する飛行機の発着状況を常時モニターし、各車両にオンタイムで正確な指令を伝達する作業に余念がありません。

配車室から伝送された指令は、バスの運転手用の液晶ディスプレイに表示されます。トラブルやミスを防ぐため、指令に反して別のゲートにバスをつけたり搭乗機ではない機体に向かった場合などにドア操作を行うと、ドアが自動でロックされる仕組みです。走行中の現在位置は10秒おきに配車室に知らされるほか、バス発着場の赤外線投光器からの信号なども活用して常に正しい現在位置を掌握。こうした高度な運行管理システムにより、日々のバス運行は続けられています。

S.Akimoto at 22:36|Permalinkclip!エアポート 

2018年05月29日

ダッチハウス

 
前回の更新から1カ月が経ってしまいました。サボるつもりはないのですが、時の過ぎるのは本当に早い! 本を書いたり雑誌に寄稿するエッセイなどをつづる合間に、息抜きも兼ねてブログ更新頻度をもっと高めようと気合いを入れ直しています。そこで今日は「ダッチハウス(Dutch House)」の話──。

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ご覧のミニチュアの置物は、オランダの伝統的な家をかたどった陶器のボトルで、なかには同国生まれの蒸留酒ジュネヴァが入っています。KLMオランダ航空のビジネスクラスに乗ると、プレミアムギフトとして機内でどれか一つがもらえます。一つひとつ形が違うので、同社便で世界を飛び歩きながらコレクションしている人も少なくありません。中身を空けたら、一輪挿しとしても使えます。

種類はいまも少しずつ増えていて、現時点ではたしか98種類くらいになったとか。上の写真はそのうちの20点で、ホテルオークラで4月に実施された同社の新しいビジネスクラス機内食の発表会のときに撮影しました。本社から来ていた幹部に「欲しいですか?」と訊かれ、大きくうなずくと、にっこり顔で「たくさんフライトを利用して集めてくださいね」と言われてガックシ!(笑)

ところでKLMオランダ航空では、2018年3月26日から成田発アムステルダム行きのビジネスクラスで、好きな時間に好きな料理を楽しめる「Anytime For You」という新サービスを開始しました。発表会に同行してもらった旅&グルメライターの古屋江美子さんが本日、そのレポートを旅行・観光専門サイト『トラベルボイス』で公開しています。興味のある方はこちらからどうぞ。

2018年04月29日

豪州ワイナリー巡り

 
今年3月にJALのメルボルン線を利用して訪ねた、オーストラリア南東部。英エコノミストの調査でメルボルンは7年連続で「世界で最も住みやすい街」に選出されていますが、その地元オージーたちも憧れるというモーニントン半島での休日を満喫してきました。昨日発売になった『季刊・航空旅行』Vol.25に、今回の旅のレポートが掲載されています。

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掲載記事はフルカラーで計12ページ。前半6ページは、JAL最高峰のプロダクト「SKY SUITE」仕様のボーイング787-8のフライトレポートで、多くの人が空の旅の一番の楽しみという「食」のシーンをメインテーマに据えて書きました。雲の上のレストランを、記事をつうじて体感していただければと思います。

後半6ページは、モーニントン半島を中心とするメルボルン近郊のワイナリー・リゾートを訪ねた旅のエッセイです。風光明媚かつ肥沃な大地では、おいしいブドウが採れ、上質なワインが産出される。そのことを心と身体で実感した旅でした。一度の旅でこれほどの量のワインを味わった経験は、過去にありません。またいずれ、機会をつくって訪ねたいと思っています。

掲載した写真はヤラバレーにあるワイナリー「ドメイン・シャンドン」でのワンシーン。フランスのシャンパンメーカー、モエ・エ・シャンドンの世界にも4カ所しかない海外拠点の一つです。色もコクも違う4種類のスパークリングワインの試飲を楽しみました。詳しくは雑誌の誌面でどうぞ。

2018年04月20日

誕生日に

 
このBlog『雲の上の書斎から』も本日より13年目に入ります。最初の投稿は、2006年の私の誕生日(4月20日)でした。その日の文章は、以下のように始まっています──。

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今日は私の“?回目”の誕生日。40を過ぎるともう誕生日なんて嬉しくないという人も多いけれど、なんのなんの、私はいくつになってもやっぱり誕生日は嬉しい。で、この日を記念して、遅ればせながら「Blog」を始めることにしました。題して──『雲の上の書斎から』。世界の空を旅しながら取材したエアラインのこと、出会った人々のこと、航空に関するあらゆることや、航空とはまったく関係ないことをいろいろ書きつづっていこうと思います。

その後、10年目くらいまでは「3日に一度の更新」を自分に課していましたが、ここ数年は忙事に追われてまったくペースが守れていません。2年前に丸10年を経過したのを機に卒業しようかとも考えましたが、読者のみなさんからの「週に一度でも月に一度でもいいから続けてほしい」「プライベートな文章を読むのが楽しみ」といった温かい言葉に背中を押され、現在に至っています。もちろん、今後もやめません。細々とでもずっとずっと継続していこうと決めました。

さて、直接のメールやLINE、Facebookの投稿・メッセンジャーなどを通じて未明よりたくさんのお祝いの言葉をいただいています。執筆と取材・打ち合わせの合間に、読ませていただきました。ありがとうございます。ちなみに掲載した画像は、BlogやFacebookのプロフィールに使っている元になった写真で、鹿児島から奄美大島へのフライトの搭乗時に撮影してもらいました。

S.Akimoto at 12:14|Permalinkclip!オフタイム 

2018年04月09日

フックターン

 
3月上旬に取材で行ったメルボルンの旅のエッセイを週末に書いていて、ふと思い出したことがあります。それは、市内中心部での車の運転のこと。オーストラリアは日本と同じ左側通行で、メルボルンのドライバーたちはおしなべて交通マナーもよく、決して走りにくい街ではありません。しかし一つだけ、慣れないと難しいルールがあります。

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大きな道路の交差点で、上のような標識が見える場所があります。これは「フックターン」の交差点といって、右折したい場合は右側のレーンで対向車が切れるのを待つのではなく、一番左のレーンで待機しないといけません。うっかり右車線にいると、気づいたときには左車線に移ることもできず、もちろん右折も不可なのでまっすぐ進むしかなくなるのです。

しかも、曲がるタイミングがまたやっかいです。進行方向の信号が青なら、交差点の左端に寄って、後続車が直進する邪魔をしないようにして信号が変わるのを待つ。そして赤になった瞬間、後続車がもういないことを確認してすばやくアクセルを踏んで右折! うわあ、こわいなあ。

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メルボルン中心部には公共のトラムが縦横無尽に走っています。各系統のレールをつなぎ合せると長さは世界一なのだとか。そのトラムの交通を車が邪魔しないよう、フックターンがルール化されたそうです。教えてくれたのは、今回の旅で現地をいろいろ案内してくれた、元キャセイパシフィック航空のCAでメルボルン在住の日本人Mさん。「車の運転は好きですが、このフックターンだけは何年経っても慣れません。もう、大キライ!」と言っていました。

S.Akimoto at 17:24|Permalinkclip!アジア・太平洋の旅 

2018年04月01日

ウソ八百

 
本日から新年度のスタートです。学生や社会人1年生が気持ちも新たに旅立とうとしているなか、一方ではおふざけ大会に熱中している人たちも。エイプリルフールだから、仕方ありません。これはこれで、せちがらい世の中に一滴の潤いを与えてくれるものでもありますから。

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そんななか、またまた登場しました。エアラインのウソ八百が。ジェットスタージャパンが届けてきたのは、世界初の「熱唱カラオケ便」を就航させるというニュースです。JOYSOUNDとのコラボ企画で、キャッチフレーズは「高度1万メートルの空飛ぶカラオケルーム」。しかも就航記念セール実施中は「4.1円(税込み)」という超格安の片道運賃で提供するとあります。

もちろんこれは、エイプリルフールのおふざけ企画で、実際にはこんなサービスはありません。ただ、つい信じてしまう人もいるのが怖い。過去にも「頭上の荷物棚でよければ寝そべりながら格安でフライトできます」(ウエストジェット航空)とか「床をスケルトン(ガラス張り)にしたスリル満点の飛行機を導入します」(ヴァージンアトランティック航空)というウソの発表を、本気でメディアに取り上げて解説までしていた記者もいました。

今回のジェットスタージャパンのおふざけ企画も、それはそれで面白いですが、このためにわざわざ写真まで用意して大変だなあとつい思ってしまいます。で、調べてみたら、この写真を撮影したのは私のよき取材パートナーである航空写真家のチャーリィ古庄氏でした。やれやれ(笑)。

S.Akimoto at 11:41|Permalinkclip!日本のエアライン 

2018年03月29日

就職ランキング

 
就職情報会社の調査・統計による恒例の「人気企業ランキング」の最新版(2019年3月卒業・修了予定の大学と大学院生を対象)が発表されました。文系・理系の別では文系の1位と2位を、ANAJALのエアライン2社が独占。3位にはオリエンタルランド、5位JTBグループ、6位近畿日本ツーリスト、7位エイチ・アイ・エス、8位JR東日本と、旅行・レジャー業界が今年も人気のようです。

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一方の理系では、1位が味の素、2位がカゴメ、3位明治グループ、4位キユーピー、5位森永乳業と食品メーカーがトップ5を占めています。私の時代とは、ずいぶん変わりました。私も理系の学生でしたが、当時の人気ランキングは電気メーカーが常に上位だったことを思い出します。日立製作所がたしか5年連続でランキング1位、NECや富士通、日本IBM、東芝などがそれに続いていました。

私の専攻は航空工学で、流体力学をベースにした飛行機の設計を学んでいましたが、当時もいまもボーイングやエアバスの日本人学生への求人はありません。専攻をそのまま生かしたい学生は旅客機のパーツ製造を受け持つ重工メーカーを目指すか、なかには学んだ分野の一つであるエアロダイナミクス(空気力学)を駆使した自動車の設計に進む人もいました。人気ランキングのベスト10にはトヨタと日産がいつも入っていたと記憶しています。

自動車の設計エンジニアになった友人や、家電メーカーに進んで研究開発職に就いた同級生たちは、いまも元気でやっているかなあ。反対に彼らも「秋本はどうしているだろうか」と思い出してくれているでしょうか? いや、それはないでしょう。私は早くから「物書き」を目指し、まともな就職活動などいっさいしなかった不良学生でしたので(笑)。

S.Akimoto at 06:59|Permalinkclip!日本のエアライン 

2018年03月26日

満開の桜の下

 
昨日の日曜日は天気もよく、絶好の花見日和。例年より10日も早く咲いた桜は満開を迎え、各地の名所はどこも賑わったようです。私も久しぶりに完全オフにして、湯島の『雲の上の書斎』から目と鼻の先にある上野公園へふらふら出かけてみました。

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予想以上の人出でした。立ち止まって写真を撮っている人も多く、うまく前に進めません。「シャッターをお願いしていいですか?」と、ときどき若いグループから声がかかります。ロープで仕切りされた道の両側の宴会スペースも寸分の隙間もなく埋まっています。花見宴会している集団のなかに、ずいぶんと外国人が増えたなあ。見ていてそう思いました。

しばらくキョロキョロ探しましたが、知りあいの顔は見当たりません。時代の流れを感じます。上野はほとんど地元で、私が20代から30代のころは満開の週末に公園の端から端まで歩くと、必ず3組くらいの顔見知りグループから声がかかりました。先輩たちから「おお、秋本。こっちに座っていっしょに飲め」などと。自前のビールジョッキを持って歩くのが恒例で、いくつかのグループをハシゴすればふるまい酒だけでけっこう酔えたものです(笑)。

そんな時代を思い出しながら、2時間ほど散策しました。不忍の池から花見会場、噴水広場を抜けて谷中方面へ。桜の見ごろはまだあと1週間くらいは続きそうです。散りはじめの桜吹雪を浴びながらの散策も、またいいかもしれません。

S.Akimoto at 10:30|Permalinkclip!オフタイム | 湯島だより

2018年03月16日

1万機目の737

 
旅客機で過去に最も多く売れた機種というと、エアバスではA320シリーズでボーイングでは737シリーズ。いずれもキャビンに通路が1本しかない「単通路型」の小型機です。「双通路型」の大型機が性能面で劣る、というわけではありません。小型機が売れる背景には、大型機での長距離移動に比べて、150〜200人を乗せて2〜4時間のフライトで移動する路線が世界には多いという路線需要があります。

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ボーイングは今週、通算1万機目となる737を米国シアトル郊外のレントン工場で公開しました。1万機目はLCCの元祖であるサウスウエスト航空へ納入されるもので、これにより737は「最も多く生産された民間ジェット旅客機」としてギネス世界記録にも認定。公開セレモニーには数千人の工場従業員が集まり、盛大に祝ったようです〔写真は同社のプレスリリースより〕。

旅客機には同じ機種の中で「基本型」といわれるモデルと、それをベースに後の新たな需要に対応するためボディのサイズ(長さ)を延長したり新型エンジンに替えて航続距離を延ばした「派生型」といわれるモデルがあります。737はこれまで派生型を最も多く生み出してきた機種で、1967年に生産を開始した-100/-200の第1世代、1984年から登場する-300/-400/-500の第2世代を経て90年代に相次いで完成した「NG(ネクストジェネレーション)型」と呼ばれる-600/-700/-800/−-900の第3世代へと進化しました。ボディの長さで比較すると、-100の29.65メートルから-900では42.1メートルへ、約1.5倍に拡大しています。

現在もその進化は止まらず、2017年には新型エンジンを搭載して環境性能を高めた新バージョンの737MAXが誕生。完成した1万機目もこの737MAXです。MAXの名称には「効率も信頼性も最大、乗客にとっての快適性も最高の旅客機に」というエンジニアたちの目標が込められました。

S.Akimoto at 00:12|Permalinkclip!航空機 

2018年03月13日

異国の読者たち

 
私がこれまでに書いた「航空」や「空の旅」をテーマにした二十数冊の著書のうち、約半分が台湾や中国、韓国でも翻訳出版されてきました。それらの国の大型書店を訪ねると目立つ場所に平積みされている著作もあり、感激することも少なくありません。前にも言いましたが、自分の作品が海の向こうで異国の人たちに手に取ってもらえるのは、とても嬉しいことです。

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先週もSBクリエイティブの担当編集者が、刷り上がった『これだけは知りたい旅客機の疑問100』の台湾版を届けてくれました〔写真〕。これはサイエンスアイ新書シリーズとして日本では2015年夏に出版したものですが、編集者から添えられていたのは「日本の読者も待っていますのでシリーズの犲,琉貂瓩眇覆瓩泙靴腓Α廚箸いΩ斥奸次作はこれまでとはちょっと違ったテーマの本を企画していて、その編集者とは「秋ごろの刊行を目標に頑張ろう」と話し合いました。

そして昨日は、この2月に発売になったばかりの新著『飛行機の最新知識』(KAWADE夢文庫)の編集者からも「韓国と台湾の出版社から翻訳出版したいという申し出が届いています」と連絡をもらいました。翻訳出版のオファーは新刊を出してから半年か1年置いて来るのがふつうなので、あまりのスピードにちょっと戸惑っています。

でも、立ち止まって喜んでいる場合ではありません。書き手は、常に先を見据えて書き続けなければいけない。若いときの恩師(某有名週刊誌の編集長)にもそう言われてきました。さらに進化した次作に向けて、気合いを入れ直しています。

S.Akimoto at 09:59|Permalinkclip!書籍・読書 

2018年03月01日

JALメルボルン線

 
成田からオーストラリアのメルボルンに向かうJAL機内でいま、これを書いています。春の嵐のような暴風の影響を心配しましたが、定刻の午前11時より15分ほど遅れてスポットを離れました。メルボルンまでのフライトは10時間超。サマータイムを実施中の現地は日本とはプラス2時間の時差があるので、現地時間の23時過ぎにメルボルン空港に到着予定です。

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人口約450万人を擁するメルボルンは、オーストラリア第二の都市です。ビジネスと観光の需要バランスがうまくとれた路線で、機内はけっこう混んでいます。使用機材はボーイング787-8。半個室タイプのビジネスクラス(38席)のほか、先ほどブレエコ(35席)とエコノミー(88席)も覗いてみたら、どのキャビンもほぼ埋まっていました。

昨年9月にこのメルボルン線を開設したことにより、JALの日本から豪州へのルートはシドニー線と合わせて2本に伸びました。帰国便はメルボルンを深夜に発ちます。ワンワールド・アライアンスの盟友であるカンタス航空(成田夜発/メルボルン午前発)とは真逆のスケジュールですが、一方のシドニーへは往路は成田から夜間フライトで、復路は朝の時間帯にシドニーを発つダイヤが組まれています。

日本発着のチケットはシドニーとメルボルンの間は国際区間運賃に組み込んだ形で販売するので、国内線の運賃を別途支払う必要がありません。なので、一度の旅で二つの都市を周遊するプランも可能になります。たとえば忙しいビジネス客は、成田発の夜行便でシドニー入りし、メルボルン発の深夜便で帰国。私のように明るい時間帯のフライトをゆっくり楽しみたいタイプには、いま乗っている昼間の便でメルボルンへ向かい、復路はシドニーを朝発つ便で帰るというのが理想的かもしれません。

2018年02月26日

LCCの整備現場

 
日本にLCC(ローコストキャリア)が定着したおかげで、飛行機で国内外を旅行する人たちが大幅に増えました。安い時期であれば国内の各都市へは3,000〜4,000円台で、海外へも1万円を切る料金で飛べるようになり、だったら行ってみようかと考えるのは当然のことです。

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しかし一方で、LCCは「安かろう悪かろう」のイメージがぬぐい切れていないのも事実。利用する人たちが最も不安に思うのは、やはり「安全面」のようです。では、LCCでは航空機の整備をどう進めているのか? 先日私はジェットスター・ジャパンの整備現場を取材する機会を得ました。そのレポートが旅行・観光専門サイト『トラベルボイス』で公開になっています。

今回の取材はジェットスター・ジャパンからの依頼で実現したものです。最近は「記事風広告」というあいまいなジャンルが広がっていて、混乱する読者もいるかもしれないため、私のレポートにはきちんと「PR」と銘打ちました。けれども内容はすべて事実に基づくものです。成田の現場に半日密着して、整備士たちのさまざまな活動を見学。リーダーと呼ばれる人のインタビューでは「ああ、なるほど」と私自身も勉強になることの多い取材でした。

ジェットスター・ジャパンの整備本部で働くスタッフは現在、20代から60代までの計106名。若手はベテランの経験と技術を学びながら、安全運航の確保に汗を流しています。「夜間の点検を終えて朝の第1便を見送るとき、あるいは折り返し便を再び出発させるときが、この仕事の達成感や充実感を得られる瞬間ですね」と言ってタオルで汗をぬぐう入社2年目の整備士の表情が印象的でした。

≫≫≫「航空機の整備現場を密着取材、LCCジェットスター・ジャパンの『安全』と『安心』を確保する舞台裏とは?

S.Akimoto at 01:07|Permalinkclip!日本のエアライン 

2018年02月19日

『飛行機の最新知識』

 
新刊『飛行機の最新知識』(KAWADE夢文庫)今週、発売になります。大型書店では先週末からもう並んでいるかもしれません。河出書房新社の同シリーズとしては、昨年7月に刊行した『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』につづく第2弾です。

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前作は「航空管制」をメインに書きましたが、新作では分野を大きく広げて、旅客機の機種やテクノロジー、運航に関わる人、航空会社まで幅広い項目を扱っています。旅客機を解説した類書はここ数年、ずいぶん増えました。私自身もこれまで複数の出版社から同様な書籍を出していますが、本書はいわばその集大成。単なる解説書ではなく可能な限り自分自身の体験をエッセイ風につづり、新ネタも随所に盛り込んでいます。

執筆の仕上げは、先月訪ねたチェコのプラハで進めました(2月1日のブログ参照)。本書の「まえがき」で私は「空の旅を重ねていると、旅客機のテクノロジーの変遷をリアルタイムで実感することができます」と書きましたが、航空に限らず「変化」を身体でとらえるには旅が欠かせません。「もうこれで書き切ったかな」と思っても、旅に出るとまた新しい発見が待っています。そういう意味でも、旅はずっとずっと続くのだろうなと思います。

初めて「空」に興味をもつ人のために、過去に書いたことも重要だと思う項目は改めて加筆して目次に含めています。その一方で、最近の体験から新たに書き加えた項目も少なくありません。本書を旅行や出張の際のフライトのお供にしていただけると、とても嬉しいです。

S.Akimoto at 00:02|Permalinkclip!お知らせ | 書籍・読書

2018年02月16日

北欧グッズが好き

 
おしゃれで機能的な北欧デザインが好きです。東京・湯島の『雲の上の書斎』も、北欧グッズがかなり増えました。応接スペースのサイドボードにはマリメッコのカップ類が並び、窓のカーテンも北欧製。訪ねてくれた人たちにはイッタラ製のグラスで飲み物などをもてなしています。

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取材でフィンランドのヘルシンキへ行くことが多く、時間があればよく港沿いの道を散策します。何のあてもなく歩いていると目に入るのが、しゃれた小さなグッズ店。シンプルで温かみのあるデザインで、使えば使うほど愛着が増す一品も少なくありません。「寒さの厳しい冬場は、北欧の人たちは家の中で過ごす時間が多くなります。だから毎日の生活で使う雑貨にも、自然と気持ちを込めるようになるんですよ」と店の人が話していました。

現在私が注目しているのが「PENTIK」というブランドです。もともとは1971年にPENTIK家という一つの家族が立ち上げた陶器などを扱う小さなショップでした。母親のアヌさんが自身でデザインし、愛らしく日常的に使いやすいアイテムが多くの人の心をとらえたそうです。看板商品は陶器類ですが、私はトナカイのグッズなどをいくつか手に入れました。

いま「欲しいなあ」と思っているのは、上に写真を掲載したマグカップ・フォルダです。コーヒーを注ぐと、切り込みのトナカイのデザインが浮かび上がります。前にヘルシンキ郊外のオフィシャルショップに行ったときは時間がなくて買えなかったので、次の機会にはぜひにと思っています。

2018年02月06日

羽田空港限定品

 
仕事で羽田空港に来ています。いまは午後の休憩タイム。あちこち動きまわってちょっと汗をかいたので、一杯だけビールを頼みました。第1ターミナルの展望デッキにある「SKY STATION」で、ご覧の羽田空港限定地ビール「HANEDA SKY ALE」が飲めます。

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羽田空港には、ほかにも「ここでしか買えない」という限定品がいろいろ。日本酒好きには、ずばり「羽田」の名がついた純米吟醸酒もあります。取り扱い店舗は、第1・第2ターミナル2階出発ロビーの「東京食賓館」など。緑色の透明なボトル(720ミリリットル)に入って、1本たしか2,000円ちょっとだったかな? けっこういけます。

先日、フジテレビの朝の情報番組にゲスト出演したときには、国際線ターミナルのうどん店・つるとんたんの限定メニュー「和風酸辣湯(サンラータン)うどん」や牛丼チェーン・吉野家の「牛重(ぎゅうじゅう)」などを紹介しました。いずれも羽田空港でしか食べられません。「牛重」はあの吉野家のメニューとは思えないほど高級感あふれる一品です。値段は1,240円とちょっと高いですが。

番組のなかで私は「いろんな国からさまざまな年齢層の人たちが訪れる国際空港は、アンテナショップを出すのに最適な場所です。ここで限定品を置き売れ筋とターゲット層を見極めた上で、他のショップでも新メニューとして展開するというケースも少なくありません」と解説しました。2020年の東京五輪イヤーに向け、どの店もこれからさらにいろいろな戦略を試してくるのではないか? そう考えると、羽田はもっともっと楽しいスポットになりそうです。

S.Akimoto at 17:40|Permalinkclip!エアポート 
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

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